最近の連続ドラマに触れてみた

久しぶりにTVerで連続ドラマを見た。しかも全話見たドラマ数、8本。

全体的に、驚いたことが3つある。
一つ目、それは序盤に「今日はこういうストーリーです」というシーンを用意していること。ネタバレ嫌いとしては違和感があったが、今時のドラマ構成なのかな。

二つ目は、ドラマごとにテンプレ化されていること。オープニング曲やエンディング曲だけでなく、オープニング全体、エンディング全体がテンプレ化しているのだ。確かにドラマとしての印象付け、世界観が分かりやすい。

三つ目は、ドアをノックする回数。ぼくの時代は、ゆっくりトン、トンと2回ノックするのがスタンダードだった。それが、どのドラマもほとんどが小刻みにトントントントンと4回になっていた(3回のもあったがドアを叩いたのは年配役だった)。いわゆる「間」の違い。部屋に入る際のお伺いみたいな度合いが時代とともに変化している時代背景を勝手に感じ取った。

そして、改めて感じたこと2つ。
それは「音楽の重要性」と「今時のメッセージ」。
音楽の重要性。やはり、ここぞと言うときにグッとくるBGMがかかると感情のたかぶりが倍増する。
どのドラマもメッセージ性として伝えていることは似通っている。そしてそこに若者は憧れを抱き、30代前後は現実を鼓舞し、40代前後は共感するのだろう(それ以降は実例を重ねていないので分からない)。もちろん年代は一般論であって、状況や立場によって受け止め方は全然違うだろう。

個人的に満足度の高かった順に並べて、ネタバレ感想を書いてみる。

● コントが始まる
菅田将暉 / 有村架純 / 仲野太賀 / 古川琴音 / 神木隆之介
第一話と最終話がとくに良かった。あの最終話がなかったら、満足度は中盤以下になっていたと思う。志半ばにして夢を諦める現実。その現実とどう向かい合い、どう受け止めるのか。もしこれが夢見せるドラマだったら、マクベスは解散しないで、りほこ先輩とはるとは付き合うとかだったのかもしれない。でもそうではないよりリアルチックな描写がよかった。

● レンアイ漫画家
鈴木亮平 / 吉岡里帆
コテコテのラブコメ。オープニングのマーベル作品へのオマージュのような演出は自分も作ってみたくなった。エンディングに流れる佐藤千亜妃「カタワレ」がグッとくる。ラストシーンで毎回、実は...、みたいな演出もよかった。
かりべの机上に置かれたイケアで売っていたアイテムが使われていたのは、大豪邸という設定とのギャップにニヤリ。

● 恋はDeepに
石原さとみ / 綾野剛
タイトルとタイトルを表示させるタイミング、画面一杯に表示させる感じが好き。シンプルだが、古き良きスタイル(自分の動画はほぼこのスタイル)。ありえない設定とストーリーなのだが、エンディング曲back number「怪盗」との相性が抜群で、いいタイミングでこの曲が流れて、映像と音楽のマッチングの良さを改めて感じた。
カメラワークや映像の色合いには違和感に気がつけたのは勉強になる。他ドラマとのクオリティ差を考慮すると、制作部隊の予算は他ドラマより相当厳しかったのかもしれない(あくまで自論による推測です)。

● 大豆田とわ子と三人の元夫
松たか子 / 松田龍平 / 岡田将生 / 角田晃広
実は本命のドラマはこれでした。これがきっかけで他のドラマも見たのだが...。
視聴者目線にとわ子がタイトルコールする演出は真新しいわけではないが、面白い。
エンディングが秀逸。エンディングだけで一つの作品になっていて、本編とクオリティが違いすぎて、それがよかった。曲も色合いやカメラワークも、こういう感じの撮ってみたい。

● 着飾る恋には理由があって
川口春奈 / 横浜流星 / 丸山隆平 / 中村アン
ラブストーリー。この設定とストーリーだと正直感情移入できないだろうな、と思っていが、「うちきゅん」と言うだけあって、とくに演出が素晴らしかった。泣かせてくる。くるみの葉山社長から駿への恋心変わりは見事。ぼくが脚本を書いたとしたら、このサッパリした感じは出せない。どこか未練っぽい意図を入れてしまうと思う。

● リコカツ
北川景子 / 永山瑛太
離婚に向けた活動、リコカツというタイトルながら最後は落ち着くところに落ち着く。期待を裏切らない円満なストーリー。永山瑛太演じる鉱一の不器用な感じは見どころの一つ。

● イチケイのカラス
竹野内豊 / 黒木華
法廷ドラマ。といっても堅苦しい感じは一切ない。とても見やすかった。一話完結。

● 桜の塔
玉木宏 / 広末涼子
刑事ドラマ。派閥争い。この手のドラマとなると、どうしても「白い巨塔」や「半沢直樹」と比較してしまう。

たけたけ(川上武範) 1975年7月生まれ。シンプルシンプルデザイン代表。シンプルシンプルデザイン起業時に、この「たびのと」を同時立ち上げ運用開始。2020年2月、新たに、Filmpathy(フイルムパシー)を運用開始。